コミュニティ・ライフ
CLCに加わるには、まず小コミュニティのメンバーになることが必要です。そのためには、下記のような方法があります。
① 既にあるコミュニティに新しいメンバーとして加わる。
② 新しいメンバーが集まって、新しい小コミュニティを作る。
③ CLCのコミュニティではなかったグループが、そのままCLCのコミュニティになる。
いずれにしても、あなたにCLCを紹介してくれたCLCメンバーにご相談くださるとよいでしょう
小コミュニティは、数名から十数名のメンバーで成り立っています。十数名になったらちょっと多すぎるので、二つのグループに分かれることがあります。手短に要領よく、平等に、全員でわかち合いができる人数というのが基準です。
小コミュニティには何らかの共通点を持つ人々が集うものがあります。世代ごとのグループ(20代のグループ、30代のグループ、シニアのグループなど)、また、独身者のグループ、学生のグループ、新婚カップルのグループ、子育てに忙しいカップルのグループ、サラリーマンのグループ、教員のグループなど。また逆にさまざまな立場の人が集まることで分かち合いを豊かにしているグループもあります。
小コミュニティの例会ではまず、生活のわかち合いをします。前回の例会から今日まで、どう生きて来たか。印象に残った出来事、心が動かされた出来事、自分にとってたいせつな(重要な)出来事など、よかったことも、よくないことでも、わかち合える範囲で分かち合います。無理して自分を絞り出すことはありません。わかち合いたくないことは分かち合わなくてよいのです。
最初のうち、新しいメンバーは自分について語ることができること、自分のことを聞いてもらえることに新鮮な魅力を感じるでしょう。やがて、もっと深いわかち合いへと進んでいきます。
わかち合う時は、出来事だけでなく、その出来事が起こった時の心の動きや気持ちをしっかり見ることが重要です。この心の動きや気持ちの中に、もしかすると神さまからの呼びかけが含まれているかもしれないのです。み旨にかなっているときは、落ち着いた平和な気持ちを感じる、そうでないときは、何かしっくりこないとか、納得しきれていないとか、落ち着かない気持ちになるとか。このようにして、分かち合いを通して、神さまの「私」や、「私たち」のコミュニティに対するみ旨(神さまの望み)を探していくのです。
わかち合いそのものがメンバーの信仰上の成長に資するものですが、例会の時に『CLCの生き方』などの勉強会や、「霊操」に基づく黙想をするコミュニティもあります。コミュニティはそのメンバーの養成とその継続的成長のための重要な場です。(『CLCの生き方』No.11)。
一定期間、コミュニティ活動を続け、このコミュニティにかかわりを持ち続けたい、共に成長したいと考えるようになると、メンバーは「かかわりの約束」をします。コミュニティの例会に責任を持って出席し、このコミュニティに積極的にかかわることを約束するのです。
かかわりの約束から一定期間が経過し、CLCの生き方が自分の生き方になり、「霊操」(別項にて説明)に基づく黙想にも何回か参加し、地区大会や総会(コミュニティ代表者の会合)など自分のコミュニティを越えた、もっと広いCLCのメンバーやコミュニティとのかかわりを体験し、さらに、主イエスの使命を自分も担っていきたいと望むようになると「有期誓約」をします。
有期誓約の後、数年のコミュニティ・ライフを経験し、「霊操」に基づく8日間以上の黙想もして、CLCメンバーに溶け込み、その生き方を自分のものとし、世界コミュニティも意識できるようになると「永久誓約」をします。永久誓約者はCLCのすべての責任を担う、正式の会員と考えられています。
日本に40ほどの小コミュニティがあり、有期誓約者が約50名、永久誓約者が約60名います。中には、できたてのコミュニティもありますが、20年30年とコミュニティ活動を続け、家族のような絆を深めているコミュニティもあります。
全国の小コミュニティがひとつになって日本クリスチャン・ライフ・コミュニティを構成し、各国コミュニティがひとつになって世界コミュニティを構成しています。