CLCとは

CLC(クリスチャン・ライフ・コミュニティ)はカトリック教会に属する信徒団体です。わたしたちはキリストが示し、招いてくださる信仰の道を真剣に生きたいと望み、同じ信仰をもつ仲間と集い、祈りと生活をわかち合い、この難しい現代社会に神の国を実現させるために身を捧げて尽くしたいと強く望んでいます。
CLCは世界に広がる開かれた共同体(コミュニティ)で、その事務局はローマにあります。日本CLCはこの世界コミュニティに属し、同じ霊性を生きています。

CLCはコングレガチオ・マリアナ(聖母会)を継承しています。コングレガチオ・マリアナは1584年に教皇グレゴリオ13世によって認可されました。しかし、その起源はこれよりも古く、1540年代以降にイエズス会の創立者ロヨラの聖イグナチオとその仲間が始めた信徒の団体にその起源があります。
日本のキリシタン時代に潜伏したキリシタンたちの信仰を支えた「サンタ・マリアの組」と呼ばれる自立した信徒組織は、私たちCLCのルーツの一つと考えられています。
第2バチカン公会議が掲げた「信仰の現代化」という課題に応えるために1967年名称をクリスチャン・ライフ・コミュニティに改め、現代世界を生きる信徒団体として再出発しました。わたしたちの生き方と組織の在り方の基本原則を記した『CLCの生き方』『CLCのしくみ』は1990年にメキシコのグアダラハラで行われた世界総会で承認され、同年12月にローマ聖座によって認可されたものです。

CLCメンバーはキリストが示し、招いてくださる道をまっすぐに歩んでいくために、定期的(毎月1回から2回程度)に、小コミュニティに集い、聖イグナチオがご自分の経験から編み出した祈りの道、「霊操」に基づく黙想をして、その生き方(イグナチオ的霊性)を自らのものとするように切望し、主が示してくださるわたしたち固有のミッション(使命)を生きようと努めています。このように「コミュニティ」と「霊操」と「ミッション」は、CLCの生き方の三本柱となっています。